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岩手県への絶食療法の旅⑥~体験を終えて思うこと

←「岩手絶食療法の旅⑤~「食」と「わたし」はこちらから!

 

 

大切なのはこの体験を終えた後から!ということをつくづく実感しながら、ブログを書き綴っています。

 

体重は?というと、3日間の滞在で2人とも1㎏弱ほどは減りました。

食べる絶対量が明らかに減ったからですが、驚くのは帰ってきてからです。

毎日少しずつ減っていき、下げ止まり。そしてちょっと戻り、結果行く前と比べて2㎏ほど落ちています。

体脂肪は2~3%ほど減りました。

たったそれだけ?

いえ、この2㎏が落ちずに下腹をさする毎日でしたから(笑)

外食したりすると途端に戻ってしまいそうになりますが、それでもいつも自分のお腹と対話しながら「今、腹何分目?」と少しずつコントロールできるようになったのです。

そして何よりも身体が軽い!お腹が楽!気分がいい!

 

「いつもの半分の量を、倍の時間をかけて食べる」

 

呪文のように唱えながら、毎食毎食を大切にいただいています。

あっという間にいつもの早食いに戻ってしまいそうになりますが、それでも以前と違って途中で気付けるようになりました!

「倍の時間をかけて、だったよね」と。

 

病気治癒も、ダイエットも、もちろん大きな目的ではありますが、何よりも「食」と向き合い、「自分」と向き合い、これからの「人生」を見つめられる体験でした。

そしてわざわざ岩手まで時間をかけて出向き、思いっきり環境を変えたのが本当に良かった!

 

 

かつて私は、自宅で完全絶食を3日間行った経験があります。

何も栄養は取らず、水とお茶だけの生活。

とにかく宿便を出したくて、痩せたくて、とほんの軽い気持ちで。(一応、経験者のアドバイスを元にでしたが)

しかし、現実はと言うと…

 

死にそうなくらい辛かったのです。

 

最初は空腹をもてあまし、誘惑との闘い。

そして次にやってきたのは、今思えば身体の好転反応ですが、頭がガンガンと割れそうに痛くて、どこにも出かけられないどころか、ベッドの上から起き上がれないほど。

お手洗いに行くのがやっとのことでした。

 

病気ではないのに、病気以上の苦しさに加え、「本当にこのまま続けてもいいのか?」という不安と痛みで苦しみもがきました

とにかく寝て辛さを忘れることしかできなかったのです。

 

その分、絶食明けにやってきた、ビックリするくらいの爽快な元気と、やる気と、冴えわたる感覚には驚きました!

正直、味わったことのない冴えわたり方でした。

 

が、

 

もう二度とやれない!やりたくない!と思ったのです。

だって、辛すぎる・・・

 

私の失敗はひとえに、誘惑の多い自宅で、身体にとっての前代未聞となる体験を、不安な気持ちのままやってしまったことです。

この症状がいいものなのか?まずいものなのか?その判断もつかないままで、気持ちがどんどんと後ろ向きに沈んでいきます。

「何やってんだろ?私…」って。

 

やはり身体を一度リセットさせるには、いつもと環境を変えて、わざわざそのために時間を費やすことが大切だと思います。

そしてきちんと医師が見守ってくれている、というのは何よりの安心感♡

 

似内先生も仰っていました。

「動機付けがきちんとできていないと、途中で密輸入しちゃうからね。もったいないよ」

(「密輸入」とは、こっそり布団に隠れてアンパン食べたりしちゃうこと、だそうです・笑)

イヤイヤ絶食したり、誰かに言われてやったりでは、結果うまくいかないということです。

自分自身がきちんと目的をもって取り組まないと、ただ食べないことは苦行でしかありませんからね。

 

私たちはたかだか半減食でしたが、それでもこの体験を無駄にしたくない!と、意識が変わりました。

これが絶食だったらなおのことだと思います。

 

 

私たちに絶食へのきっかけを与えてくださったWさんご夫妻と、似内先生と、記念撮影♡

Wさんの奥様は2週間滞在されて、絶食を体験されました。

この日はすでに絶食中、少しふらっとされる中、私たちをお見送りしてくださったのです。

記念撮影にも快く応じてくださいました。感謝♡

 

戻ってこられてからお会いしてみると、とてもすっきりされたお顔と身体で、食に対する思いが変わったと仰っていました。

そしてここでの絶食はホント楽だった、と。

4㎏痩せられたそうですよ!リバウンドもなし!

 

私たちもここへは定期的に訪れよう、と決めました。

そして絶食で得られる身体の変化を体感し、求めていらっしゃる多くの方にお伝えしていけたらと思っています。

密かに、年末に計画を立てていますので、ご興味のある方は院長にお声がけくださいね。

 

 

岩手南部鉄器のまろやかなお茶で、帰りの新幹線を待つひととき。

実は私が一番しんどかったのは、岩手からの帰りでした。

街や駅には甘~い誘惑がいっぱい!

美味しそうなお土産がずらりと並ぶ中、「ここで食べたら女がすたる」じゃないですが、その誘惑との葛藤で自律神経が乱れたのか、頭痛に見舞われ大変!

 

ホント「食」というのは、常に私たちを楽しませ、時に苦しませ、その快楽と葛藤との闘いなんだなと思います。

だからこそ、そこをうまくコントロールしていく

「今」の欲求と、「未来」の私をいつも天秤にかけながら、時に欲求に突っ走ったとしても、きちんと戻せる力をもって、一生向き合っていくものなんだなと思います。

まだまだお土産コーナーで「食べたいけど、食べられない…もう嫌~」と子供のように欲求と闘っているようでは、あきまへん(笑)

終わりなき食欲との闘い。

今日からまた頑張ります!

 

長々とつたない旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました♡