「何でも、先っぽ。先っぽが大切なんよ…」
大好きな果物屋さんの店主が、おっきなスイカを切り分けながら教えてくれました。
「スイカも、鋭角にスッと切れたこの切れ端が大切!」
「切り分ける時は、真ん中から放射線状に切るんよ」
(真ん中が一番甘いので、その甘さを等分に切り分けるコツ!)
確かに、スパッと潔く包丁が入った様は、瑞々しくて、美しくって、さらに美味しそうに見える。
「私、スイカよ」
って、どこか凛とした存在感が増す気がするのです。
まさに、先っぽの美学。
それにしてもおっきな包丁だな、と毎年カウンター越しにこの光景を眺めながら思うのです。
この果物屋さんで代々伝わるスイカ専用包丁。
ドでかいスイカを前に、何の気負いもなくスパスパとカットしていく様子は、まさにこのお店の夏の風物詩です。
スイカが大好きなあの人に食べてほしくて、
とびっきり美味しいのを、とお願いしておきました。
なにせこの果物屋さんの店主も、果物の中でスイカが一番好きという。
実は私には、それほどのスイカの魅力がこれまで分からなかったのだけど…
なぜかスイカをこよなく愛する人が、身近に2人も!
スイカの栄養素や身体にもたらす影響を教えてもらい、
私もここ数年は、夏には必ずスイカを買うようになったのです。
お風呂上り、ほぼ裸で、院長と並んでキッチンの流し台で残りのスイカを頬張った夜…
「美味しいね~」
「ここで食べるのがいいよね~」
「誰にも見せれんね~(笑)」
ポタポタと滴を垂らしながら、種を落としながら、過ぎゆく旬を味わいました。
内緒ですよ!
裸でスイカは(笑)
マネしないでくださいね!
夜にスイカも。
お弁当にもスイカ!
ごはんの代わりに、今日はスイカで糖質を。