その後、スパイスの威力と効能にすっかり魅せられた私は、いただいたレシピの「豚肉の中華風の煮込み」や「チャイ」にも挑戦してみました。
もう美味しすぎる!!!
まるでお店のような薫りが立ちこめるキッチンで、ひとり悦に入る。
そっかぁ。「本格的な味」っていうのはスパイスが醸し出していたのね。
スパイスと一緒にただ煮込むだけなのに「いかにも」の本格的な香りが、すっかり私をお料理上手な気分にさせてくれる。
院長は目をむいて、「え?ナニコレ?美味しすぎる!」と、私をさらにご機嫌にさせてくれるのです。
実は、我が家のキッチンには本格的なスパイスたちが眠っていたのです。
いつかスパイスを使いこなせる人に・・・と、去年できもしないのに「使う!使う!」とお友達からのタイ土産に前のめりになったっけ。
正直、シナモンぐらいしか使い道が分からなかったけど、ようやく、というか、とうとう日の目をみる時が来たのです!
早速、スパイスの本を数冊買いこんでみる。
本屋さんにはスパイスカレーコーナーが出来ているではありませんか!?
まずはその道を通らずして、スパイスの達人にはなれるまい。
いざ、スパイスカレーに挑む!
正直、意気込むほどのことでもないくらいシンプルに、スパイスカレーはできたのです。
せっかくならサフランライスとかナンを添えたいところですが・・・どう頑張っても見た目は普通すぎるカレー(笑)
でもその奥深さと脳を刺激する香りやお味は、それだけでものすごく満足感を与えてくれます。
今回使ったスパイスはたったの3種類!
ターメリック・カイエンヌペッパー・コリアンダー。(タカコと覚えました・笑)
★ターメリックには、肝臓の機能の改善・回復や抗菌・鎮痛・血圧降下作用・・・などがあるそうです。
予防医学の効果が高いので、別名「命のスパイス」って呼ばれているんですって。
★カイエンヌペッパーは、いわゆるトウガラシ。
血行促進や炎症・痛みの緩和に加え、豊富なカルシウムとカリウムが含まれているそうです。
★コリアンダーは、消化促進・食欲増進・デトックス効果に加え、ビタミンCやE、カルシウムや鉄なども含んでいるとのこと。
(なお、持病のある方や、妊娠中・授乳中の方など、摂取の際にはそれぞれの植物の特徴や禁忌をしっかりご確認くださいね!)
まだまだ研究の余地のある梶山家のスパイスカレーですが、ものの本によると、味の微調整はスパイスではなくお塩でするとのこと。
あくまでスパイスは香りづけ。
物足りない?と思ったら、お塩だそうです。
スパイスのハードルを益々下げてくれるこのシンプルさに、しばらくカレー作りが続きそうな予感♡